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【Shadowverse】1月度マスターランキング9位 ドロシーウィッチ(テンポウィッチ)解説

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こんにちはRiveraJPです。今回はシャドウバースというカードゲームのMaster Pointランキングにおいて月間最終9位を達成しましたので、使用したデッキの解説をしていこうと思います。(以下である口調)

 

 

このデッキについて

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 デモンストライクや刃の魔術師など、バーンカードを多数採用したアグロバーン型のドロシーウィッチ(通称アグロドロシー)。キーカードである次元の魔女・ドロシーを引かない場合でも、序盤にフォロワーで削り終盤に直接火力を出して勝つというごく普通のアグロデッキのような戦い方が出来るため、現在のランクマッチではこのような型が主流である。

 

 

戦績

詳しい戦績は取っていないが、今月は9割9分アグロドロシーを使用し、MP換算にして約1267勝616敗(.672)。10連勝以上を15回している(Twitter参照)。現在紹介しているレシピは最終5日間程使用し、最高19連勝、最終日には1日で7000MP程稼ぐ事が出来た構築である。

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カードの採用理由

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アグロドロシーを使うにあたって、現在上記の画像の36枚は全てのカードが噛み合っており、どんな構築のアグロドロシーにおいても必要不可欠なカードであると考えているため、残りの4枚の採用理由について解説していく。

 

死の舞踏 2枚

 

2点バーンしつつ大型守護を退かせることができ、顔面をガンガン削っていくこのデッキと相性が良いと思ったので採用した。3積みだと序盤に手札で被る事故が多くなり、ピン挿しだと引きたいときに引けないのとドロシーで捨てた際に大型守護を倒す手段が無くなってしまうので2枚積み。

 

虹の輝き

 

後攻の際の2/2/2の返しとしてはドローもでき、ドロシーを引いてくる確率も上げられるためかなり強力であると思ったので採用した。本来は2積みしていたが、先攻の場合2ターン目に1コスを戻すか3ターン目に2コスを戻す事になるのであまり強くなくて、手札で被った時や終盤に引いた時にはそもそも打つ機会がなく延々と腐る場合もあったのでピン挿し。

 

ミニゴブリンメイジ

 

虹の輝きをピン挿しにした際の代替え案として

・虹と同じく低コストでデッキ圧縮ができドロシーの確率を上げられる

・後攻4ターン目レヴィの確率を上げられる

・クレイグを引いた場合は中盤に実質0/2/2として出すことができる

点が強力だと思ったので採用した。

後半引いた場合でも、5マナで2/2を2体並べられて、デッキ圧縮もでき次欲しいカードを引きやすくなるので中々気に入っている。

 

 

ゲームプラン

 ①次元の魔女ドロシーを出し盤面を取って勝利

②豊富なバーンカードで相手のライフを削り切って勝利

 

主な勝ち筋としてはこの2つである。①のプランが最も強力かつドロシーのドロー効果により①→②に移行することも容易なので、マリガンで積極的に狙っていく。

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①の実践例。ドロシーのコストを下げて出すだけでこれである。ここまで上手く回らなくとも、5,6ターン目にドロシーを出すだけで大半の相手には有利な試合運びが望めるだろう。

 

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②の実践例。ドロシーが引けなかった場合は必然的にこちらのプランになる。一見事故っているように見えるが手札だけで2ターン後のリーサルが見えている(デモストエミル進化→レヴィ進化紅蓮ルーン→舞踏刃進化)。

この例だと考えることがそれくらいしかないのですぐ見つかるが、こちらのライフが削れていたり、盤面にフォロワーが並んでいたりしている互角~劣勢の局面でも、常に手札の打点計算を心掛けていれば、思わぬリーサルプランが見つかり、ドロシーを引かなかった際の勝率も上がるかもしれない。

 

 

マリガン・マッチアップ

 

対全リーダー

必ずキープ

知恵の光、知識の探求者・クラーク、次元の魔女・ドロシー、マナリアウィザード・クレイグ(ドロシーが引けている場合)、ゴーレムの錬成(ドロシーが引けている場合)

 

誰が相手であれドロシーを早出しするのが一番楽に勝てるため、それを狙ったマリガンをする。知恵の光とクラークはドロシーが引けていない場合でもキープする。

理由としてまず知恵の光だが、マリガンするのと1ターン目に素で使うのだと他のカードを引ける確率があまり変わらなく、キープした場合1ターン目からスペルブーストが出来る可能性があるため若干得である。他にもドロシーを出す際、知恵の光でデッキ圧縮をしていることによって、スペブフォロワーやルーンの貫きが引きやすくなるので私はキープしている。

クラークについてだが、このデッキにおいてはドロシーに負けず劣らずのパワーカードだと思っている。まず3/2/3のスタッツ。殆どの2コス帯に一方を取れ、このデッキが苦手とするサラマンダーブレスやエンシェントレオスピリット等の全体2点AoEに耐えることが出来る。そしてこのスタッツを持ちながら、手札の全てのスペブフォロワーのコストを2軽減するという効果を持つ。スペブフォロワーは標準より若干コストが高いので対象が1体だけなら妥当だ(それでもドロシーを下げられる時点で強い)が、全体である。複数体下げることが出来れば、マナコストを無視した強力な展開が可能になるのでキープしている。

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対エルフ

追加キープ

古き魔術師・レヴィ(後攻)、クレイグ+ゲイザー

 

エルフに対してはクレイグでゲイザーを下げる動きが強力なのでキープをする。

対OTKエルフの戦い方としては、エンシェントエルフ等を恐れず序盤から積極的にライフにプレッシャーを与えに行く。このデッキは守護も回復もないためライフを削られやすく、削られた状態から更に削られてもリノセウスのリーサルに変わりがない事が多いため、やられる前にやるプランで行く。が、流石に6PPで殺されるのは恥ずかしいので、フィーナちゃんはちゃんと処理しよう。

 

 

対ウィッチ

追加キープ  

古き魔術師・レヴィ(後攻)、ルーンの貫き(後攻)

 

超越相手には腐ってしまうが、恐らく一番多いであろうミラー戦では後攻4ターン目のレヴィとルーンがかなり強力で、総合的な勝率を上げるためにキープをする。

ドロシーミラーの注意点だが、基本的には全体除去が無いためドロシーゲイザー+aを返す手段が無く、先に決めた方が大幅有利になるので、ドロシーは勿体ぶらず出せる時に出した方がよい。あと紅蓮の魔術も全体除去が無いためフォロワーを守ったり処理したりする価値が高く、次のターンドロシーが出せたりする場合でないのなら顔面に打つのはあまりよろしくない。クラークも相手に2/2が出ている時は基本有利トレードをしていく。

 

 

対ヴァンパイア

追加キープ

古き魔術師・レヴィ(後攻)、ルーンの貫き(後攻)、虹の輝き(後攻)、ゴーレムの錬成、マナリアウィザード・クレイグ、ベビーウィッチ・エミル(知恵が引けている場合)、ゴーレム+クラーク+エミル、クレイグ+ゲイザー

 

アグロヴァンプを想定し、とにかく序盤から動けるカードを探しに行く。アグロヴァンプ戦ではルーンの貫きというカードが超強力で、このカード1枚で盤面とダメージレースを逆転できるため、後攻の場合はキープをする。後攻の場合レヴィもキープするが、相手がアグロと分かり2ターン目にレヴィ以外出せるフォロワーが居ない場合は素出しする。4ターン目に進化して2体処理するのと、2ターン目に出して1体処理するのだと変わりがないためだ。

コンヴの場合はかなり辛い。プレイングとしてはドロシーを空進化して7/7というスタッツを作って除去できなくして復讐圏外からぶちかますか、コンヴはフォロワーを出さないと基本回復できないので、ある程度削った後は敢えて何も出さず舞踏ルーン紅蓮デモスト刃などでフィニッシュする。

 

 

対ロイヤル

追加キープ

古き魔術師・レヴィ(後攻)、ルーンの貫き(後攻)、虹の輝き(後攻)

 

旋風刃や兵士指揮官シナジーがあるので出来る限り場にフォロワーを残したくないが、ロイヤルは基本ライフを回復する手段がなく、9ターン目までもつれるとアルベールがかなり辛いので削り切れそうであれば顔を詰める。

フェイスロイヤルが相手の場合はアルベール(5点)、アルビダ(5点)の流れに気を付けつつも、ルーンやレヴィ等で処理しつつ顔の殴り合いをする。

 

 

対ネクロ

追加キープ

古き魔術師・レヴィ(後攻)、ルーンの貫き(後攻)、虹の輝き(後攻)

 

アグロネクロの場合はケルハウルの11点に気を付けつつ顔の殴り合い。

ネフティスの場合は回復手段がカムラくらいしかないのでモルディカイで詰む前に決着を付ける。

相手のライフが3以下の場合などトップのダメージスペルで勝てる場合は敢えてフォロワーを出さず、ネフティス→カムラやカムラ→ソルコンなどをケアする。

 

 

対ビショップ

追加キープ

虹の輝き(後攻)

 

1枚目のテミスの審判は警戒するが2枚目以降はしない。していたら逆に勝てないからである。

回復や守護を置かれまくって鬱陶しいが、数に限りがある上こちらのライフを削る手段は皆無に等しいので諦めずにリタイアしないでやってたら案外なんとかなる。

 

 

対ドラゴン

追加キープ

なし

 

ドラゴンは序盤が弱いためドロシーの早出しやクラークからの大量展開を狙いに行く。

終盤までもつれると舞踏の数が足りなくなるので早めに決着を付けたい。

 

 

 

以上で解説を終わります。バハムート降臨が実装されてから常に環境トップの使用率を誇っているドロシーウィッチですが、そもそものデッキパワーが非常に高くガン回りした際には対策のしようがないため、恐らくナーフされない限りはROB環境のトップに存在し続けるでしょう。それでは参考になれば幸いです。